米国防総省は23日に発表した「2006年中国軍事力報告書」において、北朝鮮の崩壊など、韓半島(朝鮮半島)有事の際に中国が単独あるいは他国と共同で軍事介入を行なう可能性があると警告した。米国防総省は2002年から毎年、議会に「中国軍事力報告書」を提出している。 ◆韓半島有事の際の軍事介入 米国防総省はこの報告書で、「北朝鮮核問題の解決失敗と経済破綻が重なり韓半島に不安が醸成されたり、北朝鮮が崩壊する可能性がある。そのような状況の下、中国は単独対応と多国間での共同対応との間で選択を行なわなければならない」と指摘した。米国防総省は中国が米韓などを含めた多国間での対応を取ることが、単独対応より望ましいという立場だ。 また、同報告書は「中国は6カ国協議などを通じ、北朝鮮の核開発計画を放棄させるよう努力しているが、中国が持つ影響力を最大限活用してはいない」として、上のように指摘した。 このほ