今日も割とどうでもいい本をどうでもいい感じに読んでいたわけですが、読んでいた本はこれです。 →『正伝・野口英世』(北篤・毎日新聞社)(アマゾン) 少しクセのある文体で、古さを感じさせるんですが、学校の教科書その他で習った(今はもうそんなに「偉人伝」なんて教えていないかな)偉人・野口英世とは違った、ダメ人間としての人物像も、猛烈勉強人間としてのそれと併せて書かれているのがとても面白い評伝でした。 で、多分今の時代の人間は、野口英世が洋行の際に餞別としてもらった300円を、行く前の横浜で豪遊して使い果たして、しょうがないのでもう一度借りた、ということぐらいはみんな知っていると思います。 →血脇守之助ホームページ →野口英世との係わり/血脇守之助と野口英世 学歴社会の日本では才能を生かしきれず、自由な天地を夢見て焦りを募らせた野口は、血脇のつてにより、“帰国後に結婚する”という条件で斉藤家の養女