売り上げを見れば決してボリュームゾーンではないけれど、小さなPCは多くのユーザーの心を捕らえて離さない。それは、製品にぎっしりと「創意と工夫」が詰まっているからではないだろうか。開発者の意思を強烈に主張しているPCほどユーザーの心を熱くさせる。 先日発表された「VGN-UX50」の開発においてスタッフはなにを考えなにを優先させたのか。実機に反映された開発者の「意思」をその証言から明らかにしていきたい。 まず求めたのは「簡単に手に取れるサイズ」 VGN-UX50のような小型デバイスに企画段階で要求された仕様をすべて組み込むことは不可能に近い。どうしても重要な仕様から優先して実装されることになる。この「重要な仕様」の決定こそが製品の性格を大きく決める。では、VGN-UX50ではなにが最も重要なスペックとされたのか。商品企画を担当した楡井謙一氏(ソニー VAIO事業部門企画部)は「手に持ちやすい
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