野村総合研究所(NRI)が発表したところによると、大容量ハードディスクレコーダー(HDR)の普及によって、蓄積するコンテンツ量は増大しているが、その一方で蓄積したコンテンツの視聴時間が追いつかず、死蔵されるコンテンツが増えている状況だという。 NRIは5月25日、「ネットと家庭のコンテンツ蓄積〜変わるコンテンツ視聴、たまるコンテンツの影響〜」と題した2つの調査結果を発表した。 NRI 情報・通信コンサルティング二部主任コンサルタントの北林謙氏は、HDRの普及やビデオオンデマンド(VOD)サービスによる家庭でのコンテンツ視聴スタイル、コンテンツ蓄積状況の変化について報告した。調査は5月8日に1000名に対して実施したインターネットアンケートの結果をもとにしたもの。 調査によると、テレビ放送を直接見る「ライブ視聴」と録画視聴、DVDなどの視聴を含めた映像視聴時間は1週間に27時間強となっており