2006年も終わりに近づいた。空前のアニメ制作本数や企業のM&Aが続くなど、ビジネス面でも激動の一年のアニメ界であった。 そこでビジネス現状を知る方法のひとつとして、アニメ関連上場企業の時価総額をまとめてみた。 ここではアニメの製作(企画・マネジメント)と制作(プロダクション)を主要事業とする8社をピックアップしている。一番時価総額の大きかったのは、売上高300億円を越え、18年2月期に6期連続最高益を更新したバンダイビジュアルである。 バンダイビジュアルを、アニメ作品製作委員会への出資の大きな製作会社としてリストに入れた。しかし、同社の売上の大半はDVDパッケージからなので、純粋にアニメ製作を主とする会社では、東映アニメーションの時価総額が最大と言えるだろう。 これは、同社が日本一のアニメ生産量を誇る企業であることと対になっている。時価総額でそれに次ぐトムス・エンタテイメントは、生産