村上世彰くんが率いる投資ファンドが保有する阪神株式の取得を目指す阪急ホールディングスは、臨時取締役会を開き阪神株を一株930円で公開買い付け(TOB)すると決めた。 JALとJASの統合を手掛けた私に言わせれば、大手私鉄同士の統合はもっと早くてもよかった。村上くんに付入られる隙を元々業界が持っていたわけだ。 この件についてテレビ・新聞・雑誌から私への取材依頼が非常に多い。 忙しい身なので一切の取材を断っているわけだが、HP宛てに一般の方々からの問合せも減る気配がない。 以前、村上くんについてはこのHPで考え方を表したが、改めて伝えようと思う。 前回、私は村上くんを総会屋・仕手筋と言ったが今回はグリーンメーラー(発行会社に高値で買い取らせる買収者)という言葉を使おう。 よくマスコミの書く文章に「手法を間違えば村上ファンドはグリーンメーラーとの批判を受けかねない」などとあるが、これはお