みんな、日本では、アメリカはブロードバンドでも携帯でも遅れていて、日本は世界でも最も先進的だと思っているだろう、と思う。 確かに、アメリカと日本の格差、というのは今でも何かとある。でも、アメリカでもこのところ、ブロードバンドの普及は急速に進んでいる。何よりも、アメリカの場合、「ユーザー主導」というか、「コンテンツ主導」で、今年にはいってYouTubeが大ブレークしたり、テレビ局ががんがん番組の有料・無料配信を始めていて、ちゃんと「中身を伴って、入れ物がそれに合わせて大きくなっている」感じがする。それに対して日本では、赤字覚悟の料金競争で入れ物だけが大きくなった、いわば補助金で無用の美術館や演劇場を建てても中身がはいらない、「ハコモノ行政」っぽい発展の仕方をしてきた。そして、いまだにテレビ局などは及び腰で(何が阻害要因か、というのもいろいろ思うところあるが、ここではそれはおいておく)、日本の