ズブの素人を、4日間の稽古だけで舞台に上げ、お客さんに見せられる芝居を作り上げる--。そんな“無謀な”挑戦が、日本が生んだ独り芝居の達人、イッセー尾形氏と、ずっとコンビを組んできた演出家の森田雄三氏によって行われています。ワークショップ、「イッセー尾形の作り方」です。 常に進化し続ける2人のワークショップは、ビジネスパーソンにとって、自分の限界と思っていた壁を破るためのヒントに満ちています。そのエッセンスを、彼らにずっと注目してきたルポライター、朝山実氏が分かりやすくお伝えします。初めての方は、ぜひ第1回からお読み下さい (日経ビジネスオンライン 山中 浩之) 1巡目は、自分の長所、欠点を言うというものでした。 「きまじめ」「几帳面」など時間の経過とともに、誰がそれを言ったのかを忘れてしまうほどに、ありふれたものが続いていきます。 2順目。ちょっとヒネリが加わりました。 それが誰かは明かす