高木浩光@自宅の日記の「駄目な技術文書の見分け方 その1」を読みました。タイトルに関する部分を大雑把にまとめてしまえば「セキュリティを考える際には、安全に動作しない"例外"こそが重要なのだから、"100%防ぐといった効果はない"というような文言は飾りに過ぎない」というものです。この記事中の (「完全に○○ないわけではない」という表現は)技術文書には許されない。技術文書なら、前提を明らかにした上でその前提の上で何が言えるかを書くのであって、例外があるなら例外を書くようにする。 こんな一節を読みながら、「技術的でありつつも、いくつもの選択肢が存在するような題材」を扱う場合の「ダメな意見」の見分け方が頭の中に浮かんだのです。「研究者」でなく「技術者」と呼ばれるような人たちが見聞きする文書・議論は、「技術的でありつつも、いくつもの選択肢が存在する」ことが多いものです。例えば、「ノートPCの設
ヤフー、グーグルらの技術はケータイで通用しない!?:ケータイルネサンスは起こるか 第4回(1/2 ページ) ヤフーやグーグルといったPCインターネットの世界の検索サイトの雄がケータイ進出に力を入れている。だが、ケータイの世界ではそれに見合った検索技術が求められると考えられている。とすると…PCの世界での巨人は、ケータイの世界でも同じポジションにいられるとは限らないかもしれない……。 PCでの技術はケータイに通用しない!? PCインターネットの世界の検索サイトはケータイの世界で有効に働くのだろうか。ケータイの画面の大きさは一目瞭然、PCのそれとは比較にならない。加えて、PCインターネットでのサイト閲覧はマウスによるスクロールで簡単にできるが、ケータイのそれは多分に面倒だといっていい。つまり、ケータイで検索機能を使って検索結果がたくさん出たところで、現実的にはほとんど無駄になるのではないかと考
国立情報学研究所(NII)などのグループは7月25日、プロジェクターの映像を、模様がある壁に投影しても自然に見えるようにする新技術を開発したと発表した。壁の模様に合わせて補正した映像を投影することで、模様を見かけ上ほとんど消してしまうもので、「模様付きの壁を白色スクリーンに変身させる」という“どこでもスクリーン”技術。一般の壁でも自然な映像を投影できるため、プロジェクターの利用範囲を広げる新技術として実用化を目指していく。 新技術は、NIIの佐藤いまり助手と、東京大学大学院情報学環の佐藤洋一助教授の研究グループが共同で開発した。 投影面の壁などを撮影するカメラをセットし、プロジェクターから光を投影して壁の模様の位置や色などを把握するキャリブレーションを行う。このデータをもとに映像をPCで処理し、模様の影響を取り除くように補正した画像を投影。映像に壁の模様が重なりあったりしない、自然な映像を
サイバー犯罪というと技術的に高度なテクニックが用いられるもの、というイメージがあるかもしれないが、実際に多用されているのは人の心理を突く手口だ。 「犯罪者らがコンピュータを1つの道具として利用し始めていることは間違いない」――6月28日から開催された情報セキュリティEXPOの専門セミナーにおいて、警察庁の河崎裕二氏(情報通信局情報技術解析課課長補佐)はこう語った。「犯罪者は使えるものは何でも使う。コンピュータも使わない手はない」(同氏) 警察庁がまとめているサイバー犯罪の検挙/相談受理件数は右肩上がりで増加を続けている。しかしその多くは、従来からあった詐欺や児童買春などの犯罪をインターネットを利用して行う「ネットワーク利用犯罪」だ。 2005年のサイバー犯罪検挙件数は3161件だが、内訳を見ると、コンピュータやネットワークなどの仕組みがなければ成り立たない「コンピュータ・電磁的記録対象犯罪
ワシントン州シアトル発--Microsoftが、「Windows Vista」を採用するハードウェアメーカー各社に「SideShow」の利用を呼びかけている。 Microsoftは米国時間5月23日、当地で開催中のWindows Hardware Engineering Conference(WinHEC)で、Windowsの次期バージョンが搭載する表示技術をキーボード、電子写真フレーム、リモコンなどのデバイスで利用する方法を公開した。 この「SideShow」と呼ばれる技術を利用すると、Vistaが動作するPCに外付けされたディスプレイに写真、カレンダーのリマインダ、電子メールの着信、メディアプレイリスト、そしてインスタントメッセージなどの各種項目を表示できるようになると、Microsoftは語っている。XPの後継であるVistaは、2007年1月に一般販売が開始される予定。 Micro
プロセッサメーカーの米Intelは、ハッカー対策、電話での通話、そして将来的にはテレビ番組のキャプチャなど、PCの機能強化にソフトウェアを使用する計画を検討中だ。 Intelは4月24日、セキュリティと管理機能を強化した新しい技術ブランド「vPro」を発表したが、同社幹部によれば、同社は現在、PCに仮想アプライアンスを追加するための標準的手法の確立を目指した取り組みを検討している。仮想アプライアンスとは、仮想パーティション内の独自の小型OS上で動作する、特定の機能向けに設計された専用のソフトウェアアプリケーションのこと。 この取り組みにより、PCで仮想化技術(コンピュータを分割し、複数のソフトウェアを実行できるようにする技術)を利用する方法が様変わりすることになるかもしれない。企業や個人ユーザーだけでなく、メーカー各社までもが、PCに仮想アプライアンスを好きな数だけ追加して、仮想化技術によ
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