特殊詐欺の被害を防いだとして鳥羽署は十五日、志摩市阿児町鵜方のドコモショップ志摩店に感謝状を贈った。携帯電話販売店が詐欺を阻止するのは珍しい。不審なメールに関する相談を受けることも多い店の対応を、警察は歓迎している。 被害を防いだ詐欺事件は四日に起きた。志摩市の五十代女性が、送信者が誰だか分からないメールを受信。「当せん金を贈るため、手数料四十七万五千円分が必要」「(電子マネーの)アマゾンカードの暗証コードを撮影し、送信を」などと書かれていた。 女性はドコモショップ志摩店を訪れ、携帯電話で写真を送信する方法を尋ねた。女性の受け取ったメールを見た女性店員(35)が詐欺と判断し、近くの交番に連絡。女性は暗証コードをメールで文字として送ってしまっていたが、アマゾンカードを扱う通販大手「アマゾン」に署が連絡し、悪用されるのを防ぐことができた。 贈呈式はドコモショップ志摩店であり、射場重人署長は「詐