日中双方が権益を主張している東シナ海の天然ガス田「白樺(しらかば)」(中国名・春暁)で、中国の作業船が掘削作業用のドリルとみられる機材を建設中の洋上施設に搬入したことが、自衛隊撮影の航空写真から判明した。複数の政府関係者が16日明らかにした。関連記事工期最短の3本目トンネル掘削、チリ落…ドリルの先に「33人は地下避難所にい…記事本文の続き 中国の単独開発に日本が反発している現状を踏まえ、これまで中国は掘削工事着手を見合わせてきた。だが尖閣諸島周辺での海上保安庁の巡視船と中国漁船の衝突事件で、態度を硬化させたとみられる。掘削が始まれば、日本政府は周辺海域での試掘など対抗措置を検討する可能性がある。