例のコピペレポートの話題で知った「大学教員の日常・非日常」というブログが、大学論を語る時には自分がどの領域の大学について語っているのかを明示すべきという提起をしている。 大学の区分け(大学教員の日常・非日常) マーケティング的に言うなら、市場にある商品群をいくつかのタイプに分類して比較することをポジショニングという。上記のブログ筆者のフラスコ氏は、大学論が論じる対象を「理系←→文系」「一流←→二流以下」という2つの軸でポジショニングすることを提案している。 一見、非常に分かりやすい軸のように見えるが、よくよく考えてみるとこれってどうよ?という気がしてくる。もちろん、理系と文系で教授の求められる成果の内容とか研究のための費用、研究室の学生に与える課題もかなり違うということは分かる。だが、理系と文系を切り分けて議論しようとすることで、何が新たに発見できるというのだろう? 表面的な現象形態による