月は地球に一番近い天体です。この月が地球に与える影響には、汐の満ち干、日食の問題、あるいは、暦など様々な形でわたくし達の生活の中で重要な役割を果たしています。 その月は、約29日でで地球の周りを一回転していますが、その間に月自身も自転を一回しております。こんなことから、月はいつも地球に同じ顔しか見せてくれません。一体、月の裏側はどんな表情をしているのでしょうか。月に関する興味には尽きないものがあります。 その一つが月が地球におよぼす力学的な作用です。地球は月の位置により、ゴム風船のようにある方向に膨らんだり、縮んだりしています。この現象は月ばかりでなく、太陽によっても引き起こされます。こうして、地球には、絶えず、極僅かではありますが、伸び縮みをしているのです。私は、この繰り返しの荷重が地震を引き起こす引き金に成っているのではないかと、興味をもちました。 月と地球の間には、引力が働いています
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