2006年11月3日 田中 宇 記事の無料メール配信 11月7日にアメリカで行われる中間選挙は、全米50州のうち最大10州で、投票後の集計時に混乱や不正疑惑が起こりそうだという予測が、欧米のマスコミで指摘されている。(関連記事) 連邦議会の下院の全議席、上院の3分の1、38の州知事が改選される今回の選挙では、投票所における投票時の本人確認が厳しくなることについて選挙管理委員会の側の対応ができておらず、運転免許証など写真入りで本人確認できる証明書を何も持っていない貧困層が、事実上、投票できなくなってしまった州がいくつかある。貧困層は民主党支持が多いので、この措置はブッシュの共和党に有利になる。(関連記事) とはいえ、黒人など貧困層に対する政治的な差別は、アメリカではありふれているので、今さら目くじらを立てる話ではない。大騒ぎになりそうな話は別にある。 ▼トンデモ話として扱われたが・・・ アメ