新作『シリアスマン』が公開中のコーエン兄弟監督作品。ヌメヌメとした掴み所のない感じが好きだったことを覚えていて、さすがにコーエン兄弟作品のひとつかふたつくらいはインセプションしとかなきゃマズイだろ、と思い立ったが吉日、ここ3日間はアホみたいに本作を見続けておりました。劇作家バートン・フィンクがその手腕を買われハリウッドに招かれ、初仕事となったB級レスリング映画の脚本執筆に苦悩するおはなし。 この作品は『ミラーズ・クロッシング』の脚本執筆に困ったことがキッカケになったそうで、単なる殺人事件のミステリーとして見ると不可解な描写の連続で意味不明な作品ですが、いちおう解釈の正解はあるんだと思います。でも、あの場面がこうだからこーゆー解釈ができるとか書いちゃうのはどーも過去の傑作に対してはあまり粋じゃないコトのような気がするので、なんか違う話を書きますね。 映画の感想を書くということをボクはちょいち
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