2020年11月13日のブックマーク (3件)

  • 珈琲の違い

    中学生の頃に、仲良くなったクラスメイトがいた。Aちゃんと呼ばせてもらう。 Aちゃんと私は趣味が近くて、お互い小説を読むのが好きだった。買ったの貸し借りなんかもしていて、借りたの感想の手紙なんかもやりとりするくらいだった。 ある日、Aちゃんの家に誘われた。ある小説ゲーム化したのを買ったから、一緒にプレイしようって話だった。 Aちゃんの家は適度にさっぱりしていて、暮らしやすそうなお部屋だった。そこで私がキョロキョロしていると、Aちゃんが飲み物はコーヒーでいいかと尋ねてきた。私はコーヒーが好きだったので、ありがたく了承した。 じゃあちょっと待ってて、とAちゃんがキッチンに入っていくと、ガリガリという大きな音と、コーヒーのいい香りがしてきた。その音は何かを削っているかのような音で、何が起きたか分からなかった私は無作法にもキッチンに踏み込み、大丈夫?とAちゃんに声をかけていた。 一方のAちゃん

    珈琲の違い
    jantyran7
    jantyran7 2020/11/13
    いいすとーりー
  • 笑ってみたい

    子供の頃はゴールデンのバラエティ番組でも、友達との中身のない会話でも、ちょっとした出来事でもすぐに笑ってた。 よく「ゲラやなぁ(笑)」と言われた記憶があるので笑いのツボは人より浅い方だったと思う。 好きなものも年により色々だったが、「二次元コンテンツ」という一貫性はあり毎日なにかしらを楽しみにして過ごしていた。 働き初めて少しすると、その熱がいつの間にか冷めていた。 というか二次元に限らず何に対しても心が動かなくなった。 いやなことがあったわけでも、会社がブラックだったわけでもない。 これといった原因はないと思うのだが、唯一の心当たりは10kgのダイエット。 それが原因で生理も止まってしまったのでもう減量はしていない。 事も普通に戻したが、拒的な脳は治らず、に対する興味を抑える癖がつき、それと同時にその他全ての物事に対する興味もなくなってしまった気がする。 実家暮らしなのだが、私の家

    笑ってみたい
    jantyran7
    jantyran7 2020/11/13
    なんかわかる
  • コロナ禍の中無職になった奴の叫び

    金がない。 コロナのせいではないが、運悪くこのタイミングで無職となった。 ハローワークへ行く。「ハロワの求人にロクなもんはない」と分かっていても、行かねばならぬ。 あの空間には慣れたものだが、あの新型の感染症が流行してからは更に悲壮感の漂う施設だ。 秋の冷たい風が吹く。 周りのオフィスビルには毛玉一つないニットやシワひとつないスーツに身を包んだ男女が吸い込まれて行く。 しかしこのハローワークに足を踏み入れるのは、私のように毛玉だらけのセーターを着た小汚いやつばかりである。 もちろん綺麗な服を着た人もいるが、だいたいは私と似たようなもんだ。 「今日の新着求人」が貼り出されたボードに群がる人々。 誰一人言葉を発することもなく、貼り出された求人票を眺めている。 私もその中に入らせていただき、今日のNEW案件をチェックする。 洗い場、950円、初心者歓迎、正社員登用実績あり、各種保険完備… さて、

    コロナ禍の中無職になった奴の叫び
    jantyran7
    jantyran7 2020/11/13