ベッドに入る前に一杯のホットミルク――。映画などで、そんなワンシーンを見たことのある人も多いのではないだろうか?牛乳は昔から、やすらかな眠りに誘う効果がある飲み物とされてきた。精神を病んでいた、英国の女流作家ヴァージニア・ウルフも、眠れない夜は夫のすすめでホットミルクを飲んでいたとか。いったいなぜ、牛乳は不眠によいとされているのだろう。 睡眠ホルモン メラトニンとは? 秘密のカギは牛乳に含まれる「メラトニン」にある。脳の「松果体」という器官から分泌されるホルモンだ。別名、「睡眠ホルモン」。というのも、メラトニンには脈拍や体温、血圧を低下させるなど、睡眠を促す作用があるからだ。 さらにメラトニンは、「夜間に多く分泌される」という性質も持っている。これは、メラトニン産生が光によって抑制されるため。昼間の光が弱まると、徐々に産生量が増えてゆき、真夜中頃にピークに達する。その後、減少し始め、翌朝に
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