「世界に通用するネットサービスを作りたい」――米国人のマシュー・スカルムさん(33)は昨年、勤めていた米Yahoo!を辞め、日本にやってきた。今年3月から、ソニーの動画共有サイト「eyeVio」の責任者を務める。 シリコンバレーで起業経験もある彼が、日本で働くのは2年ぶり。「万人に受け入れられるサービスを作るためには、母国を離れ、今までとは違う観点を持つことが重要だ」と、あえてシリコンバレーを離れた。 コンピュータとゲームの“オタク”だった 10代のころからコンピュータとゲームの“オタク”だった。高校生のとき開設した掲示板サイトには、ロシアやドイツ、イスラエルなど世界中から100人以上のオタク仲間が集まった。 好きなゲームは「ストリートファイター II」。1994年・19歳のころは、日本からゲームを輸入・販売する会社で、ECサイトの運営を手伝うアルバイトをしていた。バイト代のほとんどはゲー
![「シリコンバレーにいる意味は少ない」 “オタク”米国人、Yahoo!からソニーへ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/30a9cb13d2e76734759fb77036b4a487ebca6190/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F0806%2F16%2Fl_mmi_eyevio_03.jpg)