クソ暑い、厭味なほどに晴れた日の午後、ソレは目の前に現れた。 ソレというのは、女子中学生のパンツ、である。 エコ対策の一環として、私は駅へ向い自転車を漕いでいた。 暑さでフラフラするが、二酸化炭素排出量を削減すべく、必死に自転車をこぐ。 その途中の交差点で、信号待ちをしているとき、彼女は目の前に現れた。 「人が必死でエコ対策として自転車を走らせているってのに、コイツラと来たら・・・」とお門違いの妄想を抱きながら、二酸化炭素を噴き出す自動車を見つめつつ、大人しく信号が変わるのを待つ。 真夏に交差点で浴びる車の排気ガスは最悪で、私の眼は半ば焦点が定まらない状態になりつつあった。 目の前には、制服を着た女子生徒。自転車にまたがり、同じく信号が変わるのを待っている。 おそらく中学生くらいであろうか。 日に焼けた肌とショートカットの髪型、スポーツバックからすると、何かの運動部員なのだろう。 ようやく
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