2008年10月31日00:00 カテゴリ書評/画評/品評Taxpayer 新しき佳きアメリカ人 - 書評 - マイ・ドリーム ダイヤモンド社加藤氏より献本御礼。 マイ・ドリーム Barack Obama 木内裕也/ 白倉三紀子訳 [原著:Dreams from My Father] [初出2007.12.17; 2008.10.31追記] のっけから恐縮だが、この邦訳タイトルはひどすぎる。"from Father"こそ本書のキモなのに。タイトルに限って言えば、2007年のワースト1はほぼこれで確定だ。 しかしひどいのはあくまで本書の邦訳タイトルであって、内容ではない。これほど心にしみる青春記を久しぶりに読ませてもらった。 本書「マイ・ドリーム」は、バラク・オバマの自伝、とは言いがたい。なぜなら、本書には著者の青春時代しか書いていないからだ。本書は著者の結婚式で幕を終えているが、ハーヴァー