「明治学院大学ブランディングプロジェクト」は、明治学院大学と社会の関係を深めるためのシステムであり、大学の知名度をあげることだけを目的とする、いわゆるPR活動とは一線を画します。 通常「ブランド」とは、一種の商品イメージのことであり、消費財やサービスを提供する企業とそれを需要する消費者の間に生まれる概念です。大学も、基本的には、教育という"サービス"を、学生という"消費者"に提供していますから、各大学には社会的に共有されるブランドイメージが存在します。しかし、「商品一般のブランド」と「大学のブランド」には決定的な違いがあります。 「大学のブランド」の場合、サービスを提供する大学と需要する学生の関係のなかだけでブランドが成立するのではありません。社会というモメントも考慮しなければなりません。なぜなら、大学の使命は、研究と教育を通じた社会貢献にあるからです。つまり、大学のブランディングでは、「
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