開幕レースは今岡徹二(23=広島)が長谷部翔ラインをまくって、デビュー6場所目で予選初勝利を飾った。その要因は開き直ったことだった。 実はデビュー前から新車を用意してはいたが「ずっとセッティングが出なくて感触が悪かった。それで、借り物で走っていました」。どうせ駄目ならと、思い切って新車を投入。「少しハンドル周りを調整したら急に出足が良くなった。(長谷部に)たたかれたあと、すぐに巻きしたことも良かった」と組み立てにも成長の跡が。余勢を駆って、準決で初の決勝進出を狙う。
![今岡徹二が予選初勝利 デビュー6場所目/大垣 - 競輪 : 日刊スポーツ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3bd83de5ce041430e599920c9a04185b3833e8e3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.nikkansports.com%2Fmod2015%2Fimg%2Fcommon%2Fsns_nikkansports.png%3F20170903004531)
高野哲史(28=兵庫)が優勝へ王手をかけた。予選トップ通過から臨んだ準優10R、イン速攻で快勝した。「回ってからの足がいい。リズムがいいので、頑張りたい」。 前半6Rの一般戦は5コースからまくり差し。2日目から5連勝で優勝戦1枠にたどりついた。高野は昨年住之江で2度優勝。水面巧者が最後も快足逃げを披露するか。
下出卓矢(30=福井)が前節、三好勇人が優出した23号機を引き当てた。 前検はホーム向かい風となる北風に、上げ潮が重なる波水面だったため「足自体については、よく分からなかった」と言う。しかし前検スタート練習で同じ班だった海野康志郎が「班では下出選手が出ていきました」とコメントするなど、下出の前検の動きは悪くなかった。 「自分は江戸川に限らず、どのレース場でも伸びを意識して調整するんです。なので、伸びを求めたい」と調整の方向性は、明確に強力な伸び仕様を目指していく。 初日は11R6号艇の1回乗り。大外枠でやや人気は落としそうだが、大外から最内差し。バックで鋭く伸びて台頭するシーンを穴党ファンは期待したい。
最終日9Rで7車立てのブロックセブンが行われる。 実力最上位の横山尚則(26=茨城)は普段の開催以上に力が入っていた。8月小田原G3で、同県の山岸佳太が優勝。しかも、G3初制覇を逃げ切りで飾った。 「すごくいい刺激になった。あの勝ち方ですから。自分も次の共同通信社杯(武雄G2、15日初日)につなげたい」。単発レースとはいえ、モチベーションは高い。力の差をまざまざと見せつけるか。
三井所尊春のパワーが本格化した。 白井英治が「別格」の評価を受けるが、三井所も双璧ムードに映る。2日目9Rもスタートはやや劣勢ながら、あっさり伸び返し、インから先制した。「チルトマイナスで乗り心地もいいし、足は全体にいい」と舟足には自信を深めた。3日目10Rは初日5Rに続き、白井と対決。スタートが決まれば、白井ら強豪一蹴のまくりが狙える。
明田春喜が粘走で決勝進出だ。 準決9Rは赤板から中四国勢と近畿勢が先行争い。好目標の坂本貴史が打鐘から内を突いて詰まるや「ああなるとは思わなかった」と引いて立て直した。それでも最終2角手前からまくった南修二を追走して2着ゲット。「自分でまくる腹を決めていたので付いていけた」。中4日の前場所は初日7着敗退で苦しんだが「これで前場所の借りは返せた」。決勝はブフリの番手もあったが「後方になれば、自分は巻き返せない」と単騎戦を決意した。準決同様に展開がもつれればチャンス到来だ。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く