前場所Vの東口純(25=石川)が好調をキープしている。冬場になり「練習は室内での乗り込みだけ」としながら、今節も2、2着で決勝進出した。 初日、2日目はそれぞれ勝った林真奈美、柳原真緒の強さを体感し、「2人とも地足がすごい。特に柳原さんはフォームがきれいで乱れない。今だけの話なら、柳原さんが上」と振り返った。位置取り巧者は決勝11Rへ「前前」としたが、柳原の動きに熱視線を送っている。
予選1Rは田尾駿介(26=高知)が堂々の逃げ切り勝ち。ただ本人は会心という感触はない。 引き揚げてくると「寒いし、かかっている感じはなかった。バックでは相当重かったけど、高鍋(邦彰)さんのまくりが怖かったから、気持ちで踏み上げた」と苦しそうな息を吐いた。 それでも前回福井に続いて初日予選の1着に「この調子で準決も突破したい」と意欲を見せていた。
地元の杉山正樹(39=愛知)が軌道修正に成功した。 初日は5、3着と不完全燃焼に終わったが、2日目は鮮やかに連勝をマークし、得点率も一気に4位タイに浮上。好枠での準優入りも見えてきた。「伸びがもう少し付けばいいけど、押していた。出足、ターン回りはいいです」と実戦足に手応え十分だ。予選ラストの3日目も切れ味鋭い走りを披露する。
「ビシュッ!」 「パシィッ!」 「ビシュッ!」 「パシッィ!」 大宮競輪場の駐車場から、心地いい音が聞こえてきた。 レース終了後にキャッチボールをするガールズ2人(2018年12月22日撮影)見れば、レースを終えたガールズ2人がキャッチボールをしているではないか。これがまた、うまい……というか、すごい。球のスピードもさることながら、重さ、軌道と、とても素人のものではない。 2場所連続完全Vを飾った小林莉子(2018年12月22日撮影)1人は前場所の京王閣に続き2場所連続の完全Vを達成した小林莉子、もう1人は114期の新人・向井円だ。 今後の飛躍が期待される向井円(2018年12月22日撮影)ともに学生時代にはソフトボールの選手として活躍していた2人。当然といえば当然ながら、周りの男子選手からも「(キャッチした時の)音が違う」と感嘆の声が上がっていたほどだ。 あらためて「ガールズの選手になれ
平尾崇典(46=岡山)が逃げ切って、シリーズ優勝を果たした。 ピット離れで2枠石野貴之(36=大阪)が迫ってきたが、何とかインを守った。石野がダッシュへ引き、進入は13456・2となった。コンマ13のスタートを決めると先マイに成功。差し迫る新田雄史(33=三重)をバックで突き放した。ゴールした瞬間、深々とおじぎした。「ピット離れで焦った。ターンマークにぶつかりそうになったけど、死守できた。新田君が差してきたけど、自分の方が出ていると思った」と振り返った。
上條暢嵩(24=大阪)が初日12R選抜戦をイン逃げで制した。 スタートは遅れ気味だったが、そこから巻き返して先マイ。「伸び返しましたね。かなりいいと思います」と、連勝に納得の仕上がりだ。2日目は8R6枠の1走だが、このままリズムに乗って不利枠克服に期待だ。
山崎賢人(26=長崎)が最終日特選9Rで1着ゴール。番手の山田英明と1着同着で人気に応えた。 山崎は3日目の準決12Rで落車。29日にヤンググランプリを控えて最終日の出場は微妙だったが「軽い擦過傷ぐらいだし、ここをしっかり走り終えて(YGに)臨みたい」と出場を決意した。しっかりと結果も残して「ホッとした」と笑顔を見せた。「体は大丈夫。新車は駄目になったけど元のフレームでいけますね」と今年最後の大舞台も不安なく走れそうだ。 「体のケアをしながら少し自転車にも乗ってしっかり準備したい」と万全の備えで静岡に乗り込む。
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