Winnyでどのようなファイルが公開されてしまう状況にあるのか――情報セキュリティ研究者の高木浩光氏が、このほどWinny上のファイルを確認するためのブラウザ「Nyzilla 1.0」を公開し、ユーザーに実態を把握するよう呼び掛けている。 Nyzilla 1.0は、特定のサイトを指定することでそのサイト上からWinnyへ公衆送信される可能性のあるファイルを確認できるもの。ファイルのアップロードやダウンロード機能は搭載せず、ファイルの特徴やキーの更新時間などの情報のみを把握する仕組みとなっている。 高木氏は、Winnyで違法ソフトや児童ポルノ、情報漏えいしたファイル、不正プログラムなどの流通が続く現状について、Winnyユーザー自身がどのような情報を公開可能にしているか自覚していないことが原因の1つと指摘。海外の主要なファイル共有ソフトはユーザー自身が公開している情報や、接続先の相手がど