NECのクラウド事業が第2ステージに入った。自らの経営改革に沿った全社基幹システムのクラウド化を約2年がかりで成し遂げたのが第1ステージ。そこで得たノウハウをベースに基幹業務向けに三つのサービスモデルを確立した。この間、リーマン・ショックの影響もあって、客先へのメッセージではコスト削減が際だったが、第2ステージでは「クラウドによる価値創造」(富山卓二取締役執行役員常務)を掲げ、新規事業の立ち上げ支援にも注力。コスト削減と両輪で新展開に挑む。 あらかじめ"リソースプール(検証済み共有資源)"を用意しておき、需要に応じて自動的にリソースを切り出すのがクラウドサービスの妙味。対象範囲はIT基盤からアプリケーションまで幅広く、切り出し方はサービス提供者の腕の見せ所となる。 NECが提供する三つのサービスモデルのうち、標準化されたアプリケーションを提供する「SaaS型」と、複数の企業・団体で共有する
東芝が 17 日に発表したダイナブックの新シリーズは Apple の iMac と MacBook Air を意識しているが、価格の設定によっては勝算ありと予測している (INQUIRER の記事より) 。 東芝が発表した Qosmio D710 は iMac 的なオールインワンのデスクトップ型で、Qosmio N510 は超軽量薄型の MacBook Air を思わせる。INQUIRER では N510 の画面が 11.6 インチと大多数のネットブックより大きめなところや、MacBook Air と同等の 1366x768 ピクセルの高解像度を高く評価。しかし重量が 1.48 kg と軽量ではあるものの「1 kg に近づけられなかったのは残念である」と述べている。ちなみに 11 型 MacBook Air は 1.06 kg。 INQUIERE の記事では、東芝が競争力ある価格を設定した
inside 産業界・企業を取り巻くニュースの深層を掘り下げて独自取材。『週刊ダイヤモンド』の機動力を活かした的確でホットな情報が満載。 バックナンバー一覧 商品市場で、農産物の高騰が顕著になってきた。なかでもコーヒー、大豆の国際価格は、昨年7月以降で40~50%上昇、粗糖に至っては約2倍に跳ね上がった。 これを受け、卸や最終製品の値上げが相次いでいる。キーコーヒーは3月からレギュラーコーヒー製品を平均で15%値上げ、AGFも2月17日から一部商品の約9%減量を発表した。油脂メーカー各社は、原料の大豆油や菜種油などの高騰を理由に、揃って1月から食用油を値上げ。値上げ幅は家庭用で1キログラム当たり30円以上、業務用では1斗缶当たり500円以上(約15%)に及ぶ。また製糖各社も、昨年11月末に約4%の値上げを発表した。油脂、製糖の値上げ発表は昨年来で3度目となる。 今のところは、最終製品への波
世界最大の外貨保有国となった中国。企業は好業績や有利な資金調達をてこにキャッシュフローを蓄積している。個人も、所得と不動産価格の上昇を背景に富裕化が進んでいる。こうした国家、企業、個人の持つ巨額のチャイナマネーは世界を席巻し、21世紀の黒船として日本に押し寄せている。 2010年は日本企業へのM&Aが相次ぐ 中国企業は過去5年間で総額1820億ドル(約15兆円)に上る海外M&Aを行ってきた。そのほとんどが、資源エネルギー権益の大型買収だが、昨年は、小規模ながら日本企業も対象となった。ブルームバーグの統計によると、2010年に中国と香港の企業が日本企業に仕掛けたM&Aは44件、総額4億3770万ドル(約362億円)に達した。2009年の33件、総額1億2180万ドル(約101億円)から増加し、過去10年間で最高となった。
Ben Steverman(Bloomberg News記者) 米国時間2011年1月9日更新「 Retirement Looms: Time to Get Nervous 」 引退記念パーティーを始めよう。戦後、1946~64年の間、一時的に出生率が上昇した。この期間に生まれたいわゆるベビーブーム世代の第1陣が今月から(一般的な退職年齢の)65歳を迎え始める。 だが、この7900万人に上るベビーブーム世代にとって、引退がどこまで喜ばしいものなのか? 少なくとも経済状態について言えば議論の余地がある。米世論調査機関ピュー・リサーチ・センターが2010年5月に実施した調査によると、ベビーブーム世代の57%が、2007年に始まった景気後退以降、自分の経済状況が悪化したままだと答えている。この割合は国民全体の平均より9ポイント高く、調査に回答した他のどの世代よりも高い。 ベビーブーム世代、特に年
約8年に及ぶ訴訟弁護士としてのキャリアと約2年間の米国留学で学んだ金融工学の知識を生かし、ウォーレン・バフェットのような投資家を目指している荒井裕樹氏。近い将来、投資ファンドを一定規模の資金力を有する存在に持っていき、株主の立場で主要企業の経営改革や業界再編などを進めたいと意欲を燃やしている。 前回は、世間が抱くイメージは決して良くない投資ファンドは「すべていいとは言えないが、決して日本経済にとって悪い存在ではなく、日本経済の活性化や再興に大きく貢献する」と説いた。既に荒井氏は、投資ファンドを通じて地域経済の活性化に取り組んでいる。 今回は、日本の成長のためには「成熟産業」の再編が必要だと説く。例えば、電機産業という成熟産業で海外のメーカーが成長している一方で、国内電機メーカーが成長できていないのは、国内メーカーの再編が進んでいないからだと指摘する。 ではどうしたらいいのか。荒井氏は日本の
『もたない男』の著者の中崎さんのハンバーガー屋さんでのやりとりが、スルメのような読後感を残していく。 ハンバーガーとコーラを注文したところ、「セットメニューだと、単品で買うよりも安くなりますよ」と店員さんから教えられ、セットに変更しようとした。しかし、フライドポテト付きだと知り、「ポテトはいりません」と言った。そこからだ、モンダイは。 ポテトはいらない。ポテト抜きにしてほしいが、できないと断られ、「セットで頼むけれど、ポテトはそちらで捨ててください」とお願いしたが、それもできないと言われる。 中崎さんは、なんでも捨てたがる人ではあるが、食べ物に関しては捨てることに罪悪感がある。たとえ賞味期限切れであっても。だもので、結局、値段は高くなるものの、ハンバーガーとコーラを単品で注文したという。 同じチェーン店かどうかはわからないが、ワタシもハンバーガー屋さんで、ふに落ちない光景を目にしたことがあ
2011年に入っても、内部告発サイト「ウィキリークス」による機密情報の暴露は一向に衰える気配を見せない。年明け直後の1月1日には、東京の米国大使館発とされる日本の調査捕鯨に関連する公電が公開され、大きな話題となった。 連日のように世界中で報道されているウィキリークス関連のニュースだが、伝えられる内容はもっぱら暴露された情報そのものやウィキリークス創設者であるジュリアン・アサンジ氏の言動や動向、政治的な話題が中心となっている。多くの人が注目しているのはまさにこれらの話題であるから、このこと自体は至極当然である。 しかし、それ以外の情報、例えば「ウィキリークスではどんな技術が使われているのか」や「ウィキリークスを潰したい人が山ほどいるのに、潰れないのはなぜか」、「告発者の匿名性をどうやって守っているのか」などについても知りたいと思っている人は少なからずいるはずだ。 残念ながら、そうした技術面に
前回は、このビュッフェ戦略が、コスト削減という発想で取り入れられたわけではないことを解説した。部屋食は、実は食べたくもない料理まで部屋に持ち込まれる危険が高いのだ。しかも、男性客まで満足させるため、女性には多すぎる量を作ってしまいがちだ。つまり、部屋食では、ムダなコストを宿泊客が負担することになってしまう。 「料理の質と満足度(付加価値)を、極限まで高める」。これが、ビュッフェ戦略の深意である。 では、どうやって「チープなサービス」と見られがちなビュッフェで、老舗旅館に匹敵する満足度を達成したのか。その秘訣を知るために旅館の裏側を見ていこう。そこには、サービス業の概念を超えた仕組みがあった。 旅館に「カンバン方式」 ビュッフェでよく見る、大量に作り置きされた大皿料理。下から加熱することで、温かさこそ保っているものの、時間がたってしまった料理は新鮮さを失っている…。寿司のネタは乾燥しているこ
株式市場透視眼鏡 株式投資家に向け、具体的な銘柄選びの方法と銘柄名、株価の動向見通しなどを分析・予測。現役トレーダーが執筆。定量的なデータを駆使し株式投資に役立つ情報満載。 バックナンバー一覧 10月まで低迷を続けていた日本株は、11月に入って急上昇した。来年にかけて上昇持続と見ているが、その見通しについて述べる。 まず、ここまでの日本株低迷の主因だった円高と増資だが、これが引き続き悪材料なら日本株上昇は見込めない。しかし、そうはならないとの見通しだ。 4月以降円は対ドルで一貫して上昇、一時は80円割れ必至と見られた。米景気の先行き不透明感に伴って米金利が低下、日米金利差が縮小したことが円高の原因だ。 しかし、足元の米経済指標は予想を上回るものが多く、クリスマス商戦も出足好調が伝えられている。11月に入って米金利が上昇して日米金利差は拡大、円は対ドルで反落した。来年にかけて米景気の回復基調
個人消費が伸び悩むなか、インターネットを使った取引は着実に拡大している。企業にとっての成長のカギを握るのは、インターネット上の見込み客を取り込むこと。Yahoo!リスティング広告もそんな手法の一つ。検索連動型広告「スポンサードサーチ」を使った顧客獲得の事例を紹介する。 経済産業省が2010年7月に発表した電子商取引に関する市場調査によると、09年の個人向けEC市場の規模は6・7兆円で、対前年比約10%増。インターネットを介した購買が消費者に着実に浸透していることがわかる。この動きをビジネスに役立てるには、いかにして自社サイトと顧客をつなぐかが重要になる。 たとえば、Yahoo! JAPANが提供するYahoo!リスティング広告の一つ、「スポンサードサーチ(検索連動型広告)」で、直接顧客をサイトへとつなぐ仕掛けが有効な手段といえる。 関心度の高いユーザーを ダイレクトに集客 スポンサードサー
オフィスというと無味乾燥な空間に無個性なデスクとチェアが置かれている……という状態をイメージする人も多いかもしれませんが、これから紹介するオフィスは働くのが楽しくなりそうな、何とも独創的なデザインのものばかりです。 仕事をするのにインスピレーションが必要不可欠な企業のオフィスは見ていて楽しいですが、各社の雰囲気を比べてみると大きな違いがあって、社風や事業の違いが感じられるものとなっています。 オフィスがおしゃれなことで知られるGoogleやアニメーションスタジオのpixarなど、世界のおもしろオフィスは以下から。 The most interesting office in the world - All4yourfun 森の中に突如現れたカプセルのような、Selgas Cano(建築事務所)のオフィス。建築家という職業にぴったりの、インスピレーションを刺激されそうな空間です。 マ
凸版印刷、植物の種を付加したカード「TANE-KAMICARD(R)」の試作品を開発 〜 使用済みのカードを埋めると花が咲く!生分解性の環境配慮型カード 〜 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、環境配慮型カードに植物の種を付加した「TANE-KAMICARD(R)」(タネ カミカード)の試作品を開発しました。 本カードは、凸版印刷が2009年より展開している、生分解性100%の環境配慮型カードであるKAMICARD(R)に、植物の種を付加。使いきりのギフトカードや、携帯電話のSIMカード(※)で折り取った際廃棄していた部位に植物の種を仕込むことで、土中に埋めて花を咲かせたり、植物の生育を楽しんだりすることができます。従来の環境配慮型製品としてのKAMICARD(R)の特長に加え、植物を育てることができるようになったことで、カードの使用後に
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