米Microsoftが、オンライン百科事典「MSN Encarta」を2009年10月31日に終了することを明らかにした。各国版をこの日に閉鎖するが、日本版だけは12月31日の終了となる。 また同社は6月に関連するソフトウェア製品「Microsoft Student」「Encarta Premium」の販売を終了する。現行版のアップデートは10月(日本では12月)まで提供し、向こう3年間従来通りのテクニカルサポートを続ける。 有料版のMSN Encarta Premiumの会員については、4月30日の時点で会員資格を持つユーザーに返金するとしている。 Microsoftは終了の理由について、「百科事典のカテゴリーが変化し、今のユーザーはこれまでとは大きく異なったやり方で情報を探し、利用している。消費者に最も効果的で魅力のあるリソースを提供する目標の一環として、終了を決定した」と説明している