JR中央東線の特急「あずさ」の県内停車本数を減らす3月16日のダイヤ改正に反対する沿線自治体の首長らと県は1日、都内のJR東日本本社で削減の見直しを要請した。要請は非公開で、首長らによると、同社は見直しに言及せず、ダイヤ改正をする姿勢を崩さなかった。一方で「(沿線の)地域活性化のために協議したい」と発言した。これを受け、県は要請後に、新たな協議の場を設けるよう同社と交渉する考えを示した。 県からは、インフルエンザに感染して療養中の阿部守一知事に代わって太田寛副知事が参加。諏訪地方と塩尻市、東筑摩郡南部2村、木曽地方、上伊那地方の市町村や議会、経済団体の代表らと合わせ、計64人がJR東日本を訪れた。同社は西野史尚副社長が応対した。 首長らは要請後に取材に応じ、小口利幸塩尻市長によると、西野副社長は「(要請を)重く受け止める」と述べた。ただ、小口市長は「今から白紙に戻すのは困難と捉えざるを得な