小笠原諸島の硫黄島の沖で始まった噴火でできた島について、火口を中心に軽石が積もった丘ができていることを、3日の朝日新聞社機「あすか」での取材で確認した。 同乗した中田節也・東京大学名誉教授(火山地質学)は「連続的な噴火に移行した。今後、溶岩を噴出する噴火に変わっていくだろう」と話した。 今回の噴火は、硫黄島の南岸数百メートルの沖合で10月下旬に始まった。 この日は、連続的に噴煙を上げながら、1分ほどの間隔で激しい噴火を繰り返していた。時折、火山弾が100メートルを超える高さまで噴き上げていた。 上空に流れた火山灰は、硫黄…