ロンドン五輪で銀メダルを獲得したマルセル・グエン選手。わきの下はツルツルだ=ベルリン郊外、玉川透撮影ロンドン五輪の体操・男子種目別でゆかの演技をする内村航平選手=2012年8月、森井英二郎撮影風呂場でむだ毛と格闘する筆者 【むだ毛の森に迷い込んだ玉川透(前ウィーン支局長)】メダルラッシュに日本中が沸き立った昨夏のロンドン五輪。当時、ウィーン特派員だった私は、男子体操で火花を散らす日本の内村航平選手(24)と、ドイツのマルセル・グエン選手(25)に目が釘付けになった。正確には、2人のわきの下に。 個人総合で金メダルを決めた内村選手がガッツポーズした瞬間、あふれるモジャモジャ。かたや、銀メダルのグエン選手は大理石のようにツルツル。 私は毛深い。胸毛はないけど、わきやすねはかなり濃い。思春期はコンプレックスだったが、今は「男らしさ」と誇りに思う。なのに、あんなツルツルを見せつけられたら、心