「スーパーで米の棚がガラガラだった」。本紙「農家の特報班」に、埼玉県の女性から、そんな報告が届いた。最寄りの店で米がなくなっていたが、近くの別の店には普通に米が売っていたという。「どうして米がある店とない店があるのか」という投稿者の疑問の答えを求め、記者が実態を探った。 まず、記者は首都圏郊外のスーパー、ディスカウントストア、ドラッグストアに出向いて、売り場の状況を確認することにした。 7月下旬の調査で、対象地域にあったのは35チェーンの店舗。そのうち、米売り場の棚に空きが目立ったのは18店。このうち4店はほぼ米がなかった。 棚がほぼ埋まっている店は17店。ただ、そういう店でも、店頭に「入荷が不安定」「原料不足」といった表示があり、「1家族1点まで」などと購入数量を制限しているところが5店あった。 仕入れ方に違い 投稿した女性の指摘通り、売り場の品ぞろえに差が生じていた。なぜこんな現象が起