ヒビノケイコの日々。人生は自分でデザインする。 30代、移住13年。都会から山奥へ。ヒビノケイコの日々。 悩みながら成長し作ってゆく、新しいライフスタイル。 美容とは距離があったけど 坂を登っていくと、緑の中にひんやりしたコンクリート打ちっ放しの校舎。 重厚な金属製のドアを握り、力をこめて開けると、アトリエの中はいつも土ぼこりの香りがした。 「粘土を塗っておけば美容効果あるからな!成分のモンモリナイトが肌つるつるにしてくれるから、いっぱい触っとけよ」 大学時代、陶芸学科だったわたしは、教授の言葉を「どろんこ美容か!」と突っ込みながら聞いていた。粘土にしろ、田んぼの土にしろ、それらと触れ合うことが、多い人生。 日焼け止めさえ塗るとベタつくのがイヤで、「美容」という存在はなにか遠いものだった。 それが、30代になってから、「肌がめちゃくちゃきれいですね、どんな美容法をしているんですか?」と聞か