「埼玉県アニメツーリズム検討委員会」の初会合で意見を述べる秩父市在住の漫画家、比古地朔弥(ひこち・さくや)委員(右)。左は座長の山村高淑北海道大学観光学高等研究センター准教授=23日、さいたま市浦和区高砂の埼玉会館 埼玉県ゆかりのアニメや漫画を観光振興や地域振興に生かそうと、県はアニメ制作関係者や大学教授らでつくる「県アニメツーリズム検討委員会」を設立した。委員からは早くも「ある学校の制服を人気アニメの登場人物の制服にしてはどうか」などと、ざっくばらんな意見も飛び出している。県は「ファンの目線を大切にし、堅くない検討委にしたい」としている。 県観光課によると、検討委設立のきっかけは、人気アニメ「らき☆すた」の舞台となった鷲宮神社(鷲宮町)の平成21年の初詣参拝客が、ファンの訪問などにより2年前の3・2倍の約42万人に急増したことなどだった。 県内にはほかにも、「クレヨンしんちゃん」の舞台と