ミッフィーで知られるデザイナー、ディック・ブルーナが若き日に手がけた装丁作品を、444ページの豪華本にまとめました。 ディック・ブルーナ、という名前を聞けば、どなたでも反射的にあのウサギの「ミッフィー」(うさこちゃん)を思い出す、あの赤・青・緑・黄色・白色のパターンで塗られた絵本がすぐに浮かんでくるでしょう。 オランダが生んだ「世界で最も有名な絵本作家」、ディック・ブルーナ。しかし、絵本作家という呼び方は、ディック・ブルーナの生涯における仕事の全貌を語るには不十分な称号です。 ブルーナは50年かけて100冊の絵本を描きましたが、実は絵本作家としての側面は彼のデザイナー、アーティストとしての仕事の一部にしかすぎません。 彼が28歳から48歳の20年間に渡り、手掛けてきたたくさんのグラフィック・デザイン。数にして、なんと2,000もの作品があります。実はそれはすべて、オランダのA.W.ブルーナ