JR西日本とJR九州は20日、来年3月12日から直通運転が始まる山陽・九州新幹線の主要駅間の所要時間や運行本数の概要を発表した。投入される最速の新幹線「みずほ」は新大阪から鹿児島中央までを3時間45分、熊本までを2時間59分で結ぶ。この日会見したJR西の佐々木隆之社長は「(航空機に)十分対抗できるようになってきた」と語った。 JR西日本によると、みずほは毎日、朝夕の時間帯に上下各4本が運行され、新神戸、岡山、広島、小倉、博多、熊本に停車する。昼の時間帯はみずほより停車駅の多い「さくら」が走り、みずほと合わせると運行間隔は1時間に1本となる。 ライバルの航空機とみずほの所要時間を比べた場合、空港とのアクセス時間を見込んでも、新大阪―鹿児島中央間ではみずほは1時間5分程度遅いが、新大阪―熊本間ではその差は29分程度まで縮まる。JR西は、みずほの登場で関西から熊本方面へ向かう相当数の利用者を