オリンピックが始まった。 それと同時に、ちょっと気になることがあったので、今回は少し数字を見ながら過去をさかのぼる旅をしてみたいと思う。 それは何かというと、「オリンピックでテレビが売れる、というのは本当か」という話だ。 確かに「オリンピック商戦」といわれることが多いのだが、筆者が子どもだった40年前ならともかく、ライターとして仕事を始めていた1990年代半ば以降、現場では「テレビがこの時期にバッチリ売れた」という話を聞いた印象がない。むしろ「そんなものは幻想だ」という話ばかり聞いた記憶がある。 そこで改めて「過去20年の間、テレビは日本でどう売れてきたか」を数字で見ていきたい。そう思って、今回はExcelと格闘してみた。その中から、オリンピックとテレビの関係も見えてくるだろうと思ったからだ。 この記事について この記事は、毎週月曜日に配信されているメールマガジン『小寺・西田の「マンデーラ
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