3連勝をマークしたサンフレッチェ広島が勝ち点「53」で横浜F・マリノスに並び、残り6節の時点で得失点差で上回って首位に立った。勝ち点2差の3位で逆転を狙うのは浦和レッズ。昨年の同時期もサンフレッチェが首位、レッズが3位につけていて、そのままフィニッシュしている。 [表]負債6億円超 横浜F・マリノスがJリーグから消える? レッズとサンフレッチェの2年連続しての優勝争いを分析する時、両チームのシステムの問題、つまりサンフレッチェを「本家」とする独自の「3‐6‐1」を抜きには語れない。 選手の配置そのものは、決して珍しくはない。しかし、サンフレッチェとレッズの場合は、キックオフ時の「3‐6‐1」を基本としてマイボール時に「4‐1‐5」へ、相手ボール時には「5‐4‐1」へと変化を遂げる点で世界でも稀有となる。 いまでは「可変システム」という呼称とともに、日本でもすっかりお馴染みになったスタイルが