あるお父さんは「結婚前にフィアンセと性的交渉をするなんて、とんでもない!」と怒る。 その横でどら息子が「なに言っているんだ。おやじ、そんな古いことを言っていたら、ボケるぞ!」といって、玄関を出て行く。 お父さんはお父さんで、息子は息子でその時代に生きている。かつて、大規模な世論調査が行われた中に、「婚前交渉は是か非か」という設問があった。20年にわたる調査だった。このホームページにも解説したことがあるが、再掲する。(ネットに掲載するときにグラフの位置が文章の下に入ってしまいますので、最後にグラフを示しました) 複雑なグラフだが、このグラフに「なんで、うまくいかないのか」のもう一つの真実が示されている。 調査は1970年から1990年まで20年間、行われた。最初の調査では「婚前交渉は認められない」という人が多かったのに、それから20年も経つと、多くの人が「良いじゃないか」ということになる。