生まれて初めてフィリピンのマニラに来た。格安航空券のジェットスターを利用したので、関西空港から片道およそ一万円だった。目的のない移動なので、特に何をする訳でもない。宿泊代も千円程度の簡易ホテルで済ませている。強い欲求のひとつに『ゼロになりたい』というものがあって、それがどういうことなのかはわからないけれど、その感覚を僅かでも実感できたらと思いながら訪れた。 マニラで思うことあれこれを、10箇条にしてまとめます。 1・自分は宇宙全体における偉大なる黄金色のお米粒なのだ。 何故か海外に飛び出すと「自分なんかダメだと思うのが一番良くない。これは最大の資源の無駄遣いだから、それよりも『自分は宇宙全体における偉大なる黄金色のお米粒なのだ』と開き直るようにしよう」という気持ちになる。自分をオープンな存在にしている限り、人間は絶対に死なないのだ。— 坂爪圭吾 (@KeigoSakatsume) 2015