●中国銀の仏銀出資、暗礁に 含み損懸念、政府認可降りず ●野村証券、ロスチャイルドとM&Aの業務提携を解消 中国銀の仏銀出資、暗礁に 含み損懸念、政府認可降りず 2008/12/13 中国3位の商業銀行、中国銀行が9月に合意した仏エドモンド・ロスチャイルド銀行への出資が暗礁に乗り上げている。世界的な金融危機を受け、株式取得後に含み損が発生する可能性があるとして中国当局が認可を保留しているためだ。事情に詳しい関係者が明らかにした。 中国銀はロスチャイルド株20%を3億4200万ドル(約313億円)で取得することで合意し、年内に払い込みを終えることになっている。しかし、匿名の関係者によると、まだ当局は中国銀の認可申請を受理していないため、中国銀は払い込み期限を来年1~3月期に延長することを目指しているという。 今回の行き詰まりは、中国の金融機関による外国企業への出資について中国政府が厳しい立場