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ブックマーク / bee-media.co.jp (1)

  • 被曝ニホンザルは警告する | Bee Media

    私が学生時代を過ごした1970年代は、公害問題に社会の関心が大きく高まった時代だ。公害の原点である水俣病やイタイイタイ病だけでなく、工場や自動車の煤煙による喘息、窒素酸化物や硫黄酸化物による酸性雨、オゾン層の破壊などが世界共通の課題としてクローズアップされ始めていた。 その中で私が最も衝撃を受けたのは「奇形猿は訴える」という一冊の写真集だった。日に生息する数十万頭のニホンザルのうち、なぜか餌付けされたサルだけに、四肢や指に奇形のある子ザルが生まれた。その子ザルをいたわるような母ザルの姿に、何とも言えぬ憐憫の情を催すと同時に、その同じ物を自分たちもらっていることに、大いに憤った。 私は大学時代に化学を専攻したが、当時東大助教授だった化学者竹内敬人の著書「感覚の有機化学」を読んで、私たちが日常的に大量の化学物質を口に運んでいることを知らされ、絶望的な気持ちに陥った。人工着色料、人工甘味料

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