どちらのお寺にも同じ伝説が 寺に伝わる伝説はどちらもほぼ同じ。憎い嫁をおどすためお婆さんが鬼女の面をかぶったものの、面が顔からとれなくなってしまうというお話。そしてどちらも本願寺の蓮如上人ゆかりのお寺として知られています。 ちなみに両者の違いですが、願慶寺は真宗大谷派(東本願寺)、吉崎寺は真宗本願寺派(西本願寺)です。 二つのホンモノの面!? 全く同時期に同じような意地悪なお婆さんが二人いたんでしょうか? それとも……? まあ、ヤボなことは言いっこなしってことで、両方の面を見比べて鑑賞することにいたしましょう。 博物館形式の吉崎寺 願慶寺の方は本堂でご住職の講話を聞きながら面を見るという形でしたが、こちら吉崎寺は博物館形式。館内の壁はガラスのショーケースとなっていて、伝説にまつわるお話がテープで流れています。例の肉付き面だけでなく蓮如上人ゆかりの品々も並んでいます。 センサーで御簾がオープ