2015年06月11日 料理をしない人たち。 うちの母親は、仕事では年収1,000万ぐらい稼ぎながら、調理師免許も持っていて、プロ級の料理を毎日披露してくれた。 朝は誰よりも早く5時半に起きて、家族の朝食を用意した後に(味噌汁もだしの素なんか使わず、ダシからとってましたよ)、僕らが学校に持っていく弁当を作る。 で、その弁当は、クラスメート達の普通の弁当とは、味も見た目も圧倒的に違っていて、友達から「オレのおかずと1つ交換してくれない?」と毎日のように懇願され、僕は仕方なく1つだけ交換してあげたりしていた。 もちろん、交換してあげた友達のおかずが、僕の母親のおかずより美味しかったことは一度もなかった。 夜は、仕事から帰ってきた後に、休憩もせずに、僕らのために夕食の準備に取り掛かるのだが、短時間で4品も5品も作ってくれた。 下準備もしていないのに、あんなに短時間で、これだけの品数を作