長年花粉に悩まされている読者も多いだろうが、それに対抗する医薬品も年々進化を遂げている。最新の花粉症医療について、日本医科大学付属病院の大久保先生に教えていただいた。2011年2月の厚生労働省の調査によると、花粉症患者は国民の約20%。目や鼻、喉のかゆみや鼻炎、だるさなどに悩まされ、日常生活に支障をきたす人も多い。そんな花粉シーズンを快適に過ごすためにも、「自分が何のアレルギーなのか、正しく把握しておく必要がある」と日本医科大学付属病院の大久保公裕先生。 「スギだと思っていたら、イネ科やブタクサ、ハウスダストだった人も。スギは100〜500kmくらい飛散するので本州にいる限りは避けられませんが、イネ科やブタクサなどは100mくらい。近くに行かなければ症状は出ません。正しく対応するためにも、アレルギー検査をおすすめします」 そのうえで自分の症状に合わせて市販薬でセルフメディケーション。早