タグ

2016年6月6日のブックマーク (3件)

  • 脳科学について知りたい人へ最初に渡したい一冊──『メカ屋のための脳科学入門-脳をリバースエンジニアリングする-』 - HONZ

    「メカ屋のための」とあるように、書はエンジニアに向けた脳科学である。 「なぜわざわざ特別にエンジニア向けに脳科学入門が書かれなくてはならないのか? 一般人向けに書けばいいではないか」と疑問を抱くかもしれないが、なるほどもっともな話ではある。 それはまず第一に、著者が東京大学工学部の機械系、情報理工学研究科、工学研究科で講義を受け持っている、機械系かつ生物学系の研究者であることに起因している。物理と工学が大好きで、それに反して生物に興味がない──むしろ嫌いな──エリート・エンジニアの卵らに生物よりの脳科学を教えなければならない著者がとった方法は、神経細胞が大脳にはいくつ、小脳にはいくつ、といった暗記科目的な形式ではなく、構造領域から機能領域へのアプローチ=リバースエンジニアリングを通して「脳って機能的にできてるんだなあ」と驚きを与える事だったのだ。 エンジニアは、どういうときに脳に感動を

    脳科学について知りたい人へ最初に渡したい一冊──『メカ屋のための脳科学入門-脳をリバースエンジニアリングする-』 - HONZ
    jillij3
    jillij3 2016/06/06
  • 『子どもは40000回質問する』「知りたい」気持ちの正体 - HONZ

    それは突然湧き起こる。見知らぬ路地に出くわしたとき、身近な人の意外な一面を発見したとき、目の前の木からリンゴが落ちたとき……。 「好奇心」がテーマの一冊である。何が好奇心を枯渇させ、何が好奇心を豊かにするのか。好奇心に火がつくメカニズムはどのようなものか。好奇心を絶やさないために重要なことは何か。好奇心の強さとその人の所得との関係。などなど、「知りたい」気持ちについて多彩な話題が繰り出される。 好奇心はどのようにして刺激されるのだろうか。心理学・行動経済学者のジョージ・ローウェンスタインが提唱した「情報の空白」という考え方がヒントになる。新しい情報よって無知を自覚し、自分の知識の空白地帯の存在に気がついたときに好奇心が生まれるというものだ。 ここで重要なのは、「少し知っていること」が好奇心に火をつけやすいということ。好奇心は、何も知らない事柄に対して湧いてくるかのようなイメージを持たれがち

    『子どもは40000回質問する』「知りたい」気持ちの正体 - HONZ
    jillij3
    jillij3 2016/06/06
  • 『空から降ってきた男 アフリカ「奴隷社会」の悲劇』現代版『チャタレイ婦人の恋人』の謎を探る - HONZ

    2012年9月9日。晴れ渡ったロンドンの朝7時50分ごろ、スコットランド・ヤード(警視庁)に緊急電話が入る。ロンドン西部のモートレイクという街のポートマン通りに死体のようなものがあるという通報だった、電話してきたのは日曜日の朝に教会に向かっている男性で、血も見えるという。 5分後には警察が到着し遺体が確認され、周辺の聞き込みが始まる。電話があった直前、「ドン」という鈍い音が聞こえたという。被害者は頭部がひどく損傷した若い黒人男性で、最初は殴り殺されたのではないか、と思われたが、損傷のひどさとひっきりなしに空を飛ぶ飛行機をみて、空から墜落したのではないかという結論に達する。近くにはヒースロー空港があった。 地元紙はすぐに取材を開始する。スコットランド・ヤードの発表は「密航しようとして、ヒースロー行きの飛行機から墜落した」と説明する。数少ない所持品にはアンゴラ紙幣2枚とボツワナ硬貨1枚があった

    『空から降ってきた男 アフリカ「奴隷社会」の悲劇』現代版『チャタレイ婦人の恋人』の謎を探る - HONZ
    jillij3
    jillij3 2016/06/06