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ブックマーク / sinseihikikomori.sblo.jp (3)

  • 三ヶ月、三年、三十年。 - 真性引き篭もり

    目の前にボタンが3つあるとして、それぞれが三ヶ月前に戻るボタン、三年前に戻るボタン、三十年前に戻るボタンだったならば、僕は果たしてどのボタンを押し下げるのだろうかと、考えていた。 三年前、というのは非常に現実的な過ぎ去った日だ。あの頃の僕は、まだ、人間になりたいという、今では失われてしまった葛藤を抱えていた。そんなくだらない葛藤が、何かの役に立つというわけではないし、たとえば三年前に戻ってみたところで、また同じように僕はその葛藤を時間と共に失うだろう。けれども、もしも三年前に戻れるならば、僕はその、人間になりたいという葛藤を、再び手にする事が出来る。それは、どのボタンをも押し下げない事と比較すれば天と地の、十分な事のように思える。 三十年前、というのは、非常に現実的な数字だ。三十年あれば、僕は真性引き篭りhankakueisuuである事を避けられるばかりか、僕という人間そのものすらをも綺麗

  • 人生の半分は頭痛で - 真性引き篭もり

  • 人として。 - 真性引き篭もり

    頭が痛い夜の三時にパソコンの電源を入れたままで机に打っ伏している。ウインドウズのアップデートがハードディスクを回す音と、雨音が、耳鳴りに混じって聞こえてくる。焦げた臭いが鼻をつくけれど、何も燃えてはいない。暑さにやられて草臥れて、五感が壊れてしまっているだけだ。 体の具合が悪くて、悪くて、椅子に座るもままならぬ日は、元気になれば何だって成し遂げられるような気がする。弱る体とは裏腹に、とても強い気持ちになれる。当に辛いのは元気な日だ。どこも悪くないのに、何一つ成し遂げられない元気な日だ。そんな日は、自分に失望され、罵られ、うちひしがれて眠れなくなる。苦痛に歪む僕は無害だが、笑みをたたえた元気な自分は、これ以上なく有害だ。 僕という1人の人間は、自らから人間扱いされていない。人として見てもらえていない。何を思っても貶され、何を考えても馬鹿にされる。何かを主張しようものなら、罵詈雑言が降ってく

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