在コートジボワール大使・岡村善文・のブログです。 西アフリカの社会や文化を、外交官の生活の中から実況中継します。 表札には、社名「テクノエイト」とカタカナで書かれ、日の丸とベナンの国旗が描いてある。 「日本の旅行者の人が、日の丸を見つけて、よく訪ねて来られるのですよ。」 と、蟹井波奈さん。昨年10月、愛知県の本社からここベナンのコトヌにある支社に、現地事業拡大を図るために派遣された。現在21名のベナン人の設計技師を、さらに大幅に増員していく予定だ、と蟹井さんは言う。 「テクノエイト」のベナン支社は、昨年(2008年)3月に、資本金1500万円で設立された。本社は、自動車製造ラインの治具の設計を行う会社である。名古屋の本社や上海にある設計室で受注した設計図を、ベナンで描き上げていく。ベナン人のダンス支社長は、3ヶ月ごとに日本との間を往復しながら、会社を運営する。 ベナンで支社をつくる利点は、