【台北=矢板明夫】中国福建省沿岸で台湾が実効支配する離島、金門島付近の海域で2月14日、台湾当局が追跡していた中国の漁船が転覆し2人が死亡した事故から1カ月が経過した。中国当局は事件を機に、金門海域でのパトロールを常態化させ、一方的な現状変更を試み始めた。台湾側からは、…
メタルクライシス〜枯渇する金属元素〜(5)経産省の「希少金属代替材料開発」2007年06月06日02時55分 / 提供:金属の輸入状況。偏在が一目でわかる。(提供:JOGMEC) 【PJ 2007年06月06日】− 前回まで、文部科学省の元素戦略プロジェクトについて取り上げた。今回は、プロジェクトのもう一方のけん引役である、経済産業省の取り組みについて紹介する。製造産業局非鉄金属課の大江朋久さんにお話を伺った。 −経済産業省が立ち上げられた「希少金属代替材料開発プロジェクト」について、お聞かせいただきたいと思います。まずプロジェクトの予算規模を教えてください。 「このプロジェクトは、平成19〜23年度の5年間で実施します。平成19年度の予算は11億円、5年間では55億円の予算を予定しています」 −プロジェクトの現在の状況をお聞かせください。 「希少金属代替材料開発プロジェクトでは、
メタルクライシス〜枯渇する元素〜(1)技術立国・日本の生命線とは 2007年05月18日10時06分 / 提供:PJ 写真拡大 メタルクライシスを乗り切れるか。 【PJ 2007年05月18日】− 資源小国・日本の危機 日本に資源が少ないことは、よく知られている。特に1970年代の石油ショックでは、原油・石炭などの化石燃料資源への危機感が一気に高まり、産油国との協調や油田開発による資源の確保が進められてきた。しかし、日本が輸入に頼る資源は、化石燃料だけではない。現代産業の基盤となる様々な金属資源もまた、海外からの輸入に依存しているのが現状である。 地球上に存在する元素の割合を表す指標の一つに、クラーク数がある。これは、地球の全質量の0.7パーセントに相当する地表部分に存在する元素の割合を重量パーセントで表示したものである。クラーク数の大きなもの(つまり、地表に多く存在している元素)を
圧力計測機器大手の長野計器は、「金属ガラス」と呼ばれる新材料を採用した、高感度で小型の圧力センサーを実用化したと2007年4月10日に発表した。金属ガラスを用いることで、従来品に比べて感度が4倍、耐圧性が2倍に向上、またセンサー本体の直径が5ミリメートル以下に小型化できたと説明する。高感度用のセンサーにはジルコニウム(Zr)系、高耐圧用のセンサーにはニッケル(Ni)系の金属ガラスをそれぞれ適用する。 新型圧力センサーの用途は、一般産業向けと自動車向けがあるという。一般産業向けは、プラントなどのプロセス計測や油圧計測、省エネルギーシステムの制御用途である。自動車向けは、エンジンの燃料噴射圧力やブレーキ圧力の計測に使用する。自動車向けの方が将来は大需要になると予想している。 長野計器が金属ガラス製圧力センサーを実用化できたのは、東北大学などとの産学連携のたまものである。金属ガラスは、東北大学の
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