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ブックマーク / business.nikkeibp.co.jp (47)

  • 奨学金理事長「大学にさえ行けばいいなんて、イリュージョン」:日経ビジネスオンライン

    最近は特に奨学金の延滞額が増えたりしていることで、いろいろな報道がありますでしょう。この間も九州のほうで、奨学金が返せず自己破産を申請された方がいるようですね。そうしたことから「日学生支援機構(JASSO)の奨学金の貸与を受けたら人生の終わり」とでも言わんばかりの報道も、実際に目にします。 奨学金はもはや社会インフラ でもね。そういう報道が蔓延してしまうと、「家が貧しいが奨学金を受けて大学へ行きたい」というような人が奨学金を受けなくなり、結局は人材の芽を摘むことになる。我々はそうしたイメージに負けずに、「教育の機会均等」の価値を訴えていかなくてはいけない。意欲があって、能力があって、ただ親の経済力がない。そういう子供たちのための制度であることを、しっかりと伝えていかなくてはと思っています。 日学生支援機構は、日最大の奨学金貸与団体です。2014年度の事業費総額は、予算ベースで1兆17

    奨学金理事長「大学にさえ行けばいいなんて、イリュージョン」:日経ビジネスオンライン
  • お・も・て・な・しは日本人の自己満足か:日経ビジネスオンライン

    アトキンソン:まず、伝統技術とか職人文化とか言いますが、自分としてはそういうことには割と否定的です。この会社で今までやってきた改革は、ただ単に、一般のビジネスとして考えて、ビジネスの常識を入れたというだけの話だと思います。 伝統技術は、そもそもどこからが伝統技術なのかというと難しいんです。例えば当社は漆塗りをやっていますけれども、西洋のペンキが入ってくるまでは漆がジャパニーズ・ペイントでした。それは当時としてももちろん素晴らしい技術ですが、あえて伝統技術とか伝統文化というものではなかった。 ただ当時は普通に漆が使われていたということですね。 アトキンソン:普通に使われていたものが、西洋から入ってきたものに代わっていっただけでしょう。古いからといって漆を美化する必要があるんでしょうか。漆塗りの人間国宝はいるけどペンキ塗りの人間国宝はいませんね。じゃあ何が違うのかというと、単に古いか新しいかだ

    お・も・て・な・しは日本人の自己満足か:日経ビジネスオンライン
  • アブダビが変えるエネルギー秩序:日経ビジネスオンライン

    アブダビ国際空港から車で10分ほど走ると、砂漠地帯に突如としてクレーン群が見えてくる。建設途中のビルのほか、大規模太陽光発電所(メガソーラー)や太陽熱発電の実証プラントもある。この地は、アブダビが国家の威信をかけて建設を進める世界最先端の環境都市「マスダールシティー」だ。 アラブ首長国連邦(UAE)最大の国であるアブダビは、世界第5位の原油埋蔵量を誇り、1人当たりGDPは6万ドル(約550万円)を超える。そのアブダビが潤沢なオイルマネーを注ぎ込んでいるのが、クリーンテック(環境・エネルギー)分野である。世界中が20世紀型の大量生産・大量消費の社会構造から、21世紀型の低炭素社会への移行を模索し始めた今、クリーンテックは最も有望な成長市場と言われる。 アブダビは、クリーンテックの技術も情報も、そして企業までも世界中からかき集め、クリーンテックで世界の“ハブ”になろうとしている。それは、「石油

    アブダビが変えるエネルギー秩序:日経ビジネスオンライン
    jillij3
    jillij3 2010/03/05
    あそこはおカネがあるからってあきらめるだけじゃいけないよな
  • 中国「現地妻」巡る日本人駐在員の受難:日経ビジネスオンライン

    企業が多く進出している江蘇省・蘇州の工業団地。その近くにあるマンション街では、週末の夕暮れ時ともなれば、家族やカップルがそぞろ歩く姿が多く見受けられる。日人駐在員と中国人女性のカップルも珍しくない。 「現地ですよ、あれは」 こう言って、目配せしたのは、この工業団地に工場を持つ電機メーカーの財務部長である。 仕事以外、ろくな楽しみがない 単身赴任の彼は、“孤塁”を守っているが、彼の見立てによると、単身赴任者や長期出張者の2割前後が、特定の現地女性と関係を持っているという。 「ある意味、仕方がないことかもしれません。こんな地方の場合、仕事以外に、ろくな楽しみはないですから」 北京や上海といった大都市であれば、家族帯同で赴任するケースが少なくない。しかし、日人の子供向けの教育施設がほとんどなくて日語も通じにくい内陸部や、地方の工業団地ともなれば、おいそれと家族連れで赴任するわけにもい

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  • カネボウ化粧品、化粧と女性心理の関係性を解明:日経ビジネスオンライン

    花王グループのカネボウ化粧品は、女性が化粧をする行為と脳科学の関係性を研究する「化粧・美×脳科学」プロジェクトで成果を出しつつある。同社の基盤技術研究所(神奈川県小田原市)は脳科学の研究成果を基にして、今後は女性心理に根ざした化粧品を作ることを狙う。将来的には、脳科学の知見を商品企画や販促に応用する「ニューロマーケティング」の実践を目指していく。 このプロジェクトは2007年7月に、脳科学者の茂木健一郎氏とカネボウ化粧品が共同で立ち上げた。2008年11月には、女性が化粧をする行為が脳に与える影響についての研究成果を、この分野では有力な学会「北米神経科学会」で発表。2009年3月には、書籍『化粧する脳』(茂木健一郎・著、恩蔵絢子・論文寄稿、集英社新書)にまとめている。 カネボウ化粧品は、化粧が女性心理にどのような質的な価値をもたらすかを脳レベルで理解することで、価値ある化粧品作りにつなげ

    カネボウ化粧品、化粧と女性心理の関係性を解明:日経ビジネスオンライン
    jillij3
    jillij3 2009/04/25
    ネタタグつけたいくらい飛躍がすごい。もしくは書き方が悪いか。
  • シリーズ 金融危機、影の主役 1 世界経済に根を張るタックスヘイブン:日経ビジネスオンライン

    現地時間で4月1日夜、日時間で2日未明からロンドンでG20(主要20カ国・地域)による第2回緊急首脳会合(金融サミット)が始まる。2009年の世界経済はマイナス成長が見込まれる中、危機脱却に向け各国が金融やマクロ経済政策で、どのように協調していくかに注目が集まる。 しかし、現在の危機からの脱却策を議論することも重要だが、同時に二度と今回のような混乱に陥らないようなシステムを構築することも求められている。既に金融サミットを前にその動きは出ており、3月初旬には、欧州委員会や英国がヘッジファンド規制やEU(欧州連合)統一の金融監督機関の新設などのプランを明かした。 これに対して、今回の金融危機の発信源になった米国も、3月末に、一定規模のファンドの登録制やデリバティブ(金融派生商品)取引を監視する枠組みなどの創設を公表、新しい規制づくりを巡って欧米で主導権争いが起きようとしている。 ただ新たな規

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  • 「ガダルカナル」化する特捜捜査:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 民主党小沢代表の公設第一秘書の大久保氏が東京地検特捜部に、政治資金規正法違反(政治資金収支報告書の虚偽記載罪)の容疑で逮捕されてからおよそ2週間。衆議院議員総選挙を控え、極めて重大な政治的影響が生じるこの時期に、比較的軽微な政治資金規正法違反の事件で強制捜査に着手した検察側の意図、捜査の実情、今後予想される展開が、おぼろげながら見えてきた。 捜査は当初から想定された展開ではない この時期に検察があえて強制捜査に着手したことについて、「国策捜査」などの見方もあったが、どうやら、今回の検察の強制捜査着手は、これ程までに大きな政治的影響が生じることを認識したうえで行われたのではなく、むしろ、検察側の政治的影響の「過小評価」が現在の混乱を招いているよ

    「ガダルカナル」化する特捜捜査:日経ビジネスオンライン
    jillij3
    jillij3 2009/03/17
    ぼんやりしてたことがやっと全部つながった。
  • 「ハケン切り」の品格:日経ビジネスオンライン

    「派遣切り」という言葉が、いつの間にやらメディア頻出単語のトップに登り詰めている。 奇妙な言葉だ。 朝から何回も聞いていると、なんだかもやもやした気持ちになる。 「派遣を切ることのどこがいけないんだ?」 と、当方にそういう気持ちがあるからだろうか。 そうかもしれない。このもやもやは、「使用済みのペーパータオルを捨てたことを女房になじられた時の気分」に似ていなくもない。 「だってお前、ペーパータオルってのは、捨てるための紙だぞ」 「乾かせば使えるでしょ」 「乾かして使うくらいならはじめから布のタオルを使うんじゃないのか?」 「屁理屈言わないの」 いや、私は、派遣労働者が解雇されることを喜んでいるわけではない。彼らをペーパータオル視しているのでもない。 ただ、切られることがあらかじめわかっている者が切られつつある現今の状況に、しらじらしくもびっくりしてみせているテレビの中の人たちの口吻に、偽善

    「ハケン切り」の品格:日経ビジネスオンライン
  • 日本にノーベル賞を出すもう1つの理由:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン いきなりの株高です。「乱高下」の「高」というべきかもしれません。米国発の金融不安は瞬く間に各国に波及し、日でも大和生命保険破綻など、実体経済に影響が出始めています。ブッシュ政権最末期の米国は北朝鮮に対するテロ支援国家指定を解除、パワーバランスにも明確な変化が出始めました。 そんな中で発表されるノーベル各賞には、「明るいニュース」という観点とは別に、リアルな現実を直接反映する側面が存在しています。たとえばプリンストン大学のポール・クルーグマン教授への経済学賞。露骨といえばこれほど露骨な授賞はありません。 国際貿易という専門での業績とは別に、クルーグマン博士は金融危機を招いたブッシュ政権への歯に衣着せぬ発言で知られ、「恐慌の罠」「嘘つき大統領の

    日本にノーベル賞を出すもう1つの理由:日経ビジネスオンライン
    jillij3
    jillij3 2008/10/15
    なんだかすごい展開になってきた
  • 日本にノーベル賞が来た理由:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「世界同時株安」を背景に、日米の選挙と金融・財政政策を情報の観点から見る、というのが、ここ数週間のこのコラムの通しテーマなわけですが、そこに「ノーベル賞」が飛び込んできました。物理学賞の南部陽一郎先生、小林誠・益川敏英の両教授、そして1日遅れて化学賞の下村脩教授と、日の報道は「日人」が4人受賞と大はしゃぎですが、ノーベル財団の公式ホームページでは、米国籍の南部先生は米国人としています。同じく化学賞も、ノーベル財団のホームページで下村さんは「日国籍」となっていますが、所属と学術業績についてはUSAとなっています。 「暗い話題の中に明るいニュース」「日人の快挙!」などと見出しが躍りますが、「日人」として当に喜ぶべきポイントは、実は報道

    日本にノーベル賞が来た理由:NBonline(日経ビジネス オンライン)
  • 中山前国交相の「情報自爆テロ」?:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 中山成彬・前国土交通相の「暴言」問題が世間を騒がせています。着任5日目での辞任は竹下登改造内閣の長谷川峻法相に次いで歴代2番の短さとのこと。後任には古賀派の金子一義・元行革相が就任し、マスコミでは「麻生内閣には明らかにマイナス」という論調が大勢を占めています。 が、当にそればかりでしょうか? もちろん間違いないところで、国土交通行政という観点からは明らかにマイナスでしょう。省内からも「なんだったんだ…」という声が上がっているようですし、結局1週間ほど、完全に役所は空転せざるを得ない。確かに行政の観点からは褒められたことは一つもありません。 でもパワーゲームのポリティクスという観点からはどうでしょう? ちょっとうがった見方かもしれませんが、一

    中山前国交相の「情報自爆テロ」?:日経ビジネスオンライン
  • 誰からも望まれていなかった首相:日経ビジネスオンライン

    横浜にあるホテルの一室。 その老人は大きな窓から横浜港を見下ろしながら呟いていた。 「横浜なら・・・」 老人の目はうつろで、そこに生気を感んじることはできなかったようだ。老人の傍近くに付き添っているものから見ても、この日の老人はまさに“老いていた”。 「横浜なら・・・、官邸に帰るより、野沢の方が近いんじゃないか。野沢に帰ってはダメなのか」 老人の名は福田康夫。当時、首相の座にあった日の最高権力者だった人物である。 福田がいう野沢とは、福田の自宅がある世田谷野沢のことである。 首相、福田は5月28日から3日間、横浜で開催される「アフリカ開発会議」に臨んでいた。その最中、福田は辞意を漏らしていたのである。 実をいえば、道路特定財源を巡って国会が紛糾した最中にも福田は、 「もう辞めたい」 と漏らしていた。 新聞の2面には首相のその日一日の動静を伝える欄をどの新聞も持っている。ためしに、縮刷版を

    誰からも望まれていなかった首相:日経ビジネスオンライン
    jillij3
    jillij3 2008/09/08
    「日本語ではそれを“目クソ鼻クソ”という。 」一刀両断
  • 第4回 見えてきた「究極の英語学習法」 〜かけ算と曜日、それだけで英語はうまくなっていく:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 私の新著『英語ベストセラーの研究』(幻冬舎新書)をベースにして、英語の学習法について全6回の予定でお話をさせていただいている。 『英語ベストセラーの研究』には、2つの執筆目的があった。 その第1は、戦後60年間のベストセラー英語を10年刻みで選び出し、それらがなぜ多くの読者に受け入れられたのかを分析することであった。第2の目的は、これら先人の労作から英語学習のヒントを拾い集め、「究極の英語学習法」とは何かを探り当てていくことであった。今回は、そのようにして見えてきた「究極の英語学習法」をテーマに書くことにしたい。 前回の末尾で、松亨の「英語で考える」と國弘正雄氏の「只管朗読」という2大テーゼを結びつけたところに、「究極の英語学習法」が

    第4回 見えてきた「究極の英語学習法」 〜かけ算と曜日、それだけで英語はうまくなっていく:NBonline(日経ビジネス オンライン)
  • 「道路にあふれるママチャリをなんとかしたい!」 建設会社のノウハウ生かし新発想の駐輪場完成:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    「エコロジー」な乗り物である自転車だが、一方で道路を不法に占拠し交通の妨げとなることも。しかし、町の中心部には、もう駐輪場をつくるだけの敷地がない。こうした問題を解決したのが、機械式地下駐輪場「エコサイクル」だ。自立できない自転車を安定してハンドリングする技術の開発により、入出庫に要する時間は平均10秒。また、鋼鉄製の矢板を油圧で正確な円形に圧入し構造体とする独自の工法は、工事中の周辺環境に対しても“エコ”である。現在、全国7カ所で20基が稼働中だが、従来工法と比較して工費で4分の1、工期も4分の1~5分の1と「エコノミー」でもある。さらに地下駐輪場という機能はそのままに、ビルなどの基礎部分を兼ねることもできるため、地下有効利用の新しいかたちとして注目されている。

    「道路にあふれるママチャリをなんとかしたい!」 建設会社のノウハウ生かし新発想の駐輪場完成:NBonline(日経ビジネス オンライン)
  • 談合消滅後の建設業界で何が起きているか:日経ビジネスオンライン

    名古屋市営地下鉄工事を巡る談合事件から1年が経過した。ゼネコンが独占禁止法違反(不当な取引制限)の罪で初めて起訴されたこの事件。名古屋地方裁判所は、談合で主導的役割を果たした大林組元顧問やゼネコン5社に有罪判決を出した。 この3月、政府は談合やカルテルの主犯企業への制裁強化を柱とした独占禁止法改正案を閣議決定。談合撲滅に向けてさらにアクセルを踏む。 地下鉄談合を最後に、姿を消したとされる大手ゼネコンによる受注調整。談合なき建設業界では何が起きているのか。とび土工や鉄筋工など建設職人の団体、大阪府建団連の会長であり、建設職人の待遇改善を訴える北浦年一氏に話を聞いた。 問 地下鉄談合を最後に、談合組織は消滅したと聞きます。談合はもう完全になくなったと考えていいのでしょうか。 答 ないない。(大手ゼネコンが仕切る)談合組織はほとんど潰れたから、もうほとんどないわ。これは、とてもいいことと考えてい

    談合消滅後の建設業界で何が起きているか:日経ビジネスオンライン
  • 普通に生きて、普通に死ね~『会社員の父から息子へ』 勢古浩爾著(評:柴田雄大):日経ビジネスオンライン

    父親から息子へのメッセージと言えば、毛利元就の「3の矢」に代表されるように、人生の教訓を語るものが多い。企業のトップが経営を譲るとき、政治家が地盤を譲るとき、あるいはスポーツ選手が指導者になったときのように、自らの経験に基づいた、人生を歩む術を伝授するのが常だろう。 とはいえ、こうした功成り名を遂げた人物や、哲学者、宗教家などの人生は、一般人にとっては、簡単にまねできないし、書物になった人生論を読み進めるうちに、自慢話を聞かされている気分になることも少なくない。 書の著者である勢古氏は、タイトルにもあるように普通のサラリーマンOBだ。明治大学を卒業し、洋書の輸入販売を手掛ける小さな会社に34年間勤め、昨年退職した。1947年生まれとあるから、二人の息子も、すでにいい大人になっているのだろうと思う。 自分の来し方を「父として子供に見せられるような背中はなかった」と振り返るものの、誰にでも

    普通に生きて、普通に死ね~『会社員の父から息子へ』 勢古浩爾著(評:柴田雄大):日経ビジネスオンライン
  • 「大丈夫。おまえを必要としてくれる会社は、いくらでもある」:日経ビジネスオンライン

    大学を卒業後、市原は、かいわれ大根の店頭販売をしていた。販売に使うラジカセとかいわれ大根を車に載せて、県内の至るところにあるスーパーを回った。 当時はまだ物めずらしい材だったかいわれ大根。スーパーの軒先で市原は必死に声を張り上げ、行き交う主婦に声を掛け続けた。22歳の市原は思った。「大学を卒業して、なぜオレはかいわれ大根を売ってるんだ?これが当にやりたいことなのか」。その日のモチベーションを維持するだけでも大変な毎日だった。 かいわれ大根の仕事は10カ月で辞めた。ただ、振り返れば、この10カ月が自分の「原点」なのだと市原は思う。働く厳しさを知った。仕事とは何か。何度も思いを巡らせた。そして、自分について考えた。誘われるがまま就職を決めてしまった学生の頃とは違う。初めて自分の意志で決断した。だから、思い悩んだこの10カ月間こそが、自分のスタート地点だと思えるのだ。その後、市原は2度の転職

    「大丈夫。おまえを必要としてくれる会社は、いくらでもある」:日経ビジネスオンライン
  • 科学技術の“粉飾決算”は許されるか:日経ビジネスオンライン

    「でも先生、勲章がありますから」 数年前、課長補佐の肩書きを持つ役人が私に言った。彼は、当時私が任されていた国の研究プロジェクトの取り組みについて、私を説得に来たのである。 私は即座に答えた。 「2000円のブリキ細工なんかいりません」 すると、課長補佐と一緒に来た若い技官が、つまらないことをつけ加えた。 「先生、4000円くらいはすると思いますよ…」 真面目な担当課長の熱意にほだされたものの… 国の研究プロジェクトは、役人がマネジメントを誤って失敗することが多い。彼らが作った通りのシナリオで実行し、大学の“有識者”や“専門家”に評価させて、お墨付きを得る。小泉内閣以降、内閣府が開く会議では、そうでもない例が増えたが、ほとんどの省庁の会議には、いわゆる「御用教授」が集められる。 だから、正論を言って口うるさい私のような教授には頼みに来ない。誤解のないよう言えば、国から頼んでほしいから、こう

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    jillij3
    jillij3 2007/09/10
    日本の評価システムの批判。相変わらずびしっと言ってくれるぜ
  • 「官」のしあわせの行き着く果ては:日経ビジネスオンライン

    私たち民間企業は、「お客さまは神様」と思って仕事をしております。 少なくとも私はそうです。そのくらい真剣にお客さまの幸せを考えて、商品やサービスを開発し販売していかなければ、お客さまに喜んでいただけませんし、企業としても生き抜いていけませんから。 では、「官」の仕事は? 自分たちの仕事はすべて国民の幸せのためにある、ということを前提として働く。それが「官」の仕事でしょう。「官」のことを「公僕」ともいいますね。公の僕である、という意味です。まさにこの言葉に「官」の仕事質が託されている、と思います。 ところが実態はどうでしょうか。 「官」の仕事、そして「官」が仕切っている仕事の大半は、国民のためよりも、自分たちの権益を守るため、という側面が非常に強くなっているのではないでしょうか。 学校組織は生徒より教師のため、病院と医療制度は患者より医師のため、農業政策は国民より農家のため、そしてそれぞ

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  • 第2回 「10分で十分」:日経ビジネスオンライン

    人間は言い訳をする唯一の動物である。 失敗した時に、他人を怒らせないように言い訳するのは、まだ可愛い。しかし、意味もないのに自分に対して言い訳するのは醜悪である。「1時間早起きして毎日30ページずつを読もう」と決意した人がいた。早起きを始めて1週間もした頃には、前日飲みすぎて寝坊する。 そうすると、「今日は、出勤まであと15分しかないから無理だな」と自分に言い訳して読書しない。次の週には、朝が長引いて3回読書を休み、その翌週には寝起きでボーッとして7回読書を休むようになる。そのたびに「あと30分しかない」「あと18分しかない」と自分に言い訳をする。 悪課(悪い日課)は良課(良い日課)を駆逐する。そのたびに自分への言い訳に利用されるのが「時間」である。 だから、脱時空勉強術は、時間を言い訳にさせない。やるべきことは、たった1つ。「時間がないなあ」と思った瞬間に、「10分あれば、十分だ」と

    第2回 「10分で十分」:日経ビジネスオンライン
    jillij3
    jillij3 2007/07/17
    耳が痛いー