巨人は8月30、31日の対横浜2連戦(福井、富山)に連勝、2日からの首位攻防対ヤクルト3連戦(神宮)へ向けて格好の“力水”となった。 一方の横浜は6連敗となり、8月は5勝16敗2分に終わった。オールスターあたりまでは「昨年に比べればまだ上位の背中が見える」(加地隆雄球団社長)ところにとどまっていたが、真夏に力尽きたか、いまや5位の広島にさえ15ゲームの大差をつけられ(8月31日現在)、最終的に5位に10・5ゲーム差だった昨年よりひどい。 この日は、スタメン5番に2009年ドラフト1位の筒香嘉智内野手(19)、6番に06年高校生ドラフト1位の北篤外野手(22)を並べたが、5回に1点差に迫りなお2死一、三塁とすると、この肝心の場面ではあっさり、中村紀洋内野手(38)、金城龍彦外野手(35)のベテランを代打に送った。 「負けが前提ではなく、勝つことを前提にやっているから」とは尾花高夫監督だ