愛知・名古屋市長の河村たかし氏が8月2日、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で展示中の「平和の少女像」を撤去するよう愛知県に要請すると表明したことを受け、芸術監督を務める津田大介氏が記者会見を開いた。
![「少女像」展示、どうなる? 実行委で検討へ。芸術監督・津田大介氏が会見(声明全文)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8e355a25dc576072514155b19dc466079d03134b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.huffingtonpost.com%2Fasset%2F5d444ff2260000b00f046265.jpeg%3Fcache%3DzYJ18mj0bS%26ops%3D1200_630)
企画展「表現の不自由展・その後」の展示をめぐって揺れている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」。現地を視察した観光学者の井出明氏は「作品のよしあしとは別の次元で、観光イベントとしては不十分なところが目立つ。芸術界に『芸術は観光より上』という感覚があるのではないか」という――。(第3回、全5回) 観光としては歩きにくい四間道・円頓寺界隈のスキーム 今回のあいちトリエンナーレは、名古屋市と豊田市の4つのエリアで開催されている。このうち名古屋駅に最も近い「四間道しけみち・円頓寺えんどうじ会場」は、街を歩きながら作品を鑑賞することができ、ほかの会場とは趣が異なる。それは名古屋の戦後の復興と大きくかかわっている。 名古屋は戦前から産業都市として名を馳せ、さらに陸軍の第3師団が置かれていた巨大な軍事都市であったため、太平洋戦争では米軍による徹底的な空爆を受けた。名古屋は「焼け野原」となり、戦後は
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